サンガムツアー 

    
 
 


 今回の旅は、
 63人の大行列なので、
 旅というより、お祭りでした。
 
 インド人に接するのではなく、
 日本人と話してばかりの旅でした。
 その日本人が、ガールの
 県連盟長などの年寄り重鎮が、27人。
 ヤングリーダーが、36人。
 と、一生をガールに捧げた強者ぞろいです。
 
 私などは、小者も小者。
 とっくにリーダーを辞め、
 ガールをただの遊び場としか利用していないので、
 ガールついて話すのが、恥ずかしいくらいでした。
 
 でも、つのーりと名乗ってるからには、
 「ひょっとしてななちゃんの親ですか?」
 と、誰からも恭しく扱われ、申し訳なかったです。
 
 でも、長女の活躍する姿を存分に見れ、
 輝かしい場面に立ち会えることが出来、
 親冥利に尽きました。
 
 長女がこの企画を言い出したのは、
 2年前です。
 それから、莫大な青春の時間を
 この旅に費やしてきました。
 
 長女の語学力、海外での経験、
 ガール力が結集されたイベントでした。
 たいへんだったけど、みごとに大成功でした。
 
 この企画を成功させてくれたのは、
 その強者ども一人一人です。
 決して列を乱さず、いつも盛り上げてくれました。
 誰1人体調を崩すことなく、
 最後まで時間通りに行動してくれました。
 
 長女をサポートする次女の姿も見れました。
 さらに、ブラウニーから育ててきた、
 うちの団のスカウト3人が、参加していたので、
 どんな場面でも、
 5人のうち誰かが、私のそばにいてくれました。
 
 「130団のヤング、すごいね!」
 と、強者どもに言われ、鼻高々な、私でした。
 ガール人生で、最も幸せな8日間でした。
 
 私は何もしていません。
 私の功績と言えるとしたら、
 娘たちの旅に、お金を投資してきたことでしょう。
 
 インド、スイス、モロッコ、南米、ヨーロッパなどなど、
 娘たちの渡航の全ては、
 私の労働で得たお金です。
 
 私にとって、娘たちの旅は、プライスレスです。
 行けるうちに、行きたいところに行って、
 見たいものを見て欲しいのです。
 
 それらで培った経験は、
 今回の旅で、絶対的な包容力を放っていました。
 何事も、いずれ報われるものです。

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